頑張らないように頑張る。

努力と怠惰の狭間

リーダー論はピクミンに倣う

リーダーになって人をまとめるのって難しいですよね。

僕も苦手。。。

少しだけ昔話をすると、
小学生、少年野球をしていて主将だった。
中学生、卓球部部長。
高校生、演劇部部長。
専門学生、ダンス部部長。
他にも委員長だとか振付師だとか何だとか...

それなりにリーダーポジションをもらってきて、
それなりに仕事してきてて、
それなりに苦労もしてて、
何となくリーダーってこんな感じじゃないかなっていうイメージを、、持論ですが。

「先頭に立つリーダー」と「中心に立つリーダー」

リーダーには、もちろん個性があります。

先頭に立って、全員を率いて組織を動かすタイプのリーダー。
中心に立って、全体を見渡しながら組織を動かすタイプのリーダー。

どちらも紙一重なので、どっちが良いとか悪いとかはないです。


資質として、
先頭に立つリーダーは、統率力と決断力が重要になってきます。
中心に立つリーダーは、管理力や指導力が重要になってきます。


小学生の遠足を思い出すと、一番前を歩いてみんなを導いてくれる人もいれば、最後尾で列から外れてる人を注意したり、車が来てたら声かけをする人もいたと思います。 僕はどちらかというと、遠足の列で一番後ろにいて全体を見てたので、だからリーダーになれたのかなと、今となっては思います。

リーダーは、副リーダーと「中和」する

先程の話と通じるものがあって、副リーダーはリーダーの逆を行く方が上手くいくように感じます。


リーダーが先頭に立つのであれば、副リーダーは中心に。
リーダーが中心に立つのであれば、副リーダーは先頭に。

どっちも先頭に立ってると、メンバーはどっちに付いていけばいいのか分からなくなるし、
どっちも中心に立ってると、メンバーはどっちに耳を傾けていいのか分からなくなる。


それぞれが違う立ち位置にいて適度な距離感を保ちつつ、「付いていくのはこっち、耳を傾けるのはこっち」 という風にしておくと、上手くいくように感じます。

嫌われ役になる「覚悟」が必要

よく「リーダーは嫌われ役になる」という言葉を聞きますが、嫌われ役なんて結果論でしかないので、その過程で役を演じる必要は全くないです。


そもそもの『リーダーの役割』として、組織をより良い方向に導くというのがあります。 そのためには、時間であれ物であれ人であれ、多少の犠牲が生じる事もあります。 この犠牲を、どれだけ減らせて、どれだけ負担させないかを考えて、行動できるのが、リーダーの技量になってきます。 犠牲なんてないにこした事はないし、メンバーは「犠牲になるのは自分達」というのは分かってるので、リーダーが犠牲を出したら「無能」と言われたりします。(つらい)


また、メンバーは自分の仕事が終われば終わりですが、リーダーはメンバーに仕事を振らないといけません。 作業量でいうとメンバーの方が多くなるので「何もしないリーダー」と言われたりもします。(つらい)


それを「嫌われたくないから」と周りの目を気にして、リーダーが一人で犠牲を被ったり、リーダー一人であれこれしてしまうと、メンバーが育たず、長期的に見て組織として成り立たなくなります。組織を長期的に運営していくのも『リーダーの役割』です。


逆に、「嫌われ役にならないといけない」と勘違いしてるリーダーもたまに見かけます。 わざとキツい事を言って自分だけ嫌われて、メンバーに団結させて士気を上げる。 さっき言った通り、嫌われ役なんて結果論でしかないので、わざわざ買って出る必要は全くないです。無意味無価値。


『リーダーの役割』を全うしてれば、自然とそれに付いてきますし、自然と士気も上がります。 それでも嫌ってくる人は必ず居ます。おそらくその人は「リーダーとは何か」が理解出来てないか、単にあなたが嫌いかのどちらかです。

レヴィンのリーダーシップ類型

レヴィンによると、リーダーは「専任的」「放任的」「民主的」の3つに分類されます。

それぞれ、効果的な組織構成として、
未熟な組織や緊急性のある組織の場合は「専任的」
専門性の高い組織の場合は「放任的」
一般的な組織の場合は「民主的」

生産性や団結力でいうと「民主的」が長期的に最も高いとされているため、ここを目指すのが最適解と言えます。

ref: https://leadershipinsight.jp/explandict/%E3%83%AC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%97%E9%A1%9E%E5%9E%8B%EF%BC%8F%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%AF%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%80%80le

「飴=綿あめ」「鞭=デコピン」

よく「飴と鞭は逆効果」とかいうのを見かけますが、 おそらく「甘ったるい飴と、電流の走る電気鞭」みたいなイメージがあるからなんじゃないかと思っていて、僕的には「ふわふわの綿あめと、小学生のデコピン」くらいにすればいいのにと思ってます。

回数をこなす練習をする場合、繰り返しやるので、毎回甘ったるい飴なんかもらってたら飽きてきます。 また、毎回電気鞭なんか食らわされてたらたまったもんじゃありません。


綿あめくらいふわっと溶けるものと、 1,2回デコピン食らわせるくらいで十分。

ただ、ずっとデコピンばっかりしてても可哀相なので、 ちゃんと綿あめも与えるのが大切。


ふわふわしてて気持ちいいしね。癒やされるよね、綿あめ。


で、いざという時は飴玉を与えてみたり、強めに乗馬鞭を打ってみたりする。 そうやって、緩急をつけて使い分ける事が、飴と鞭の大切なポイントになってくる。

まとめ

  • 立ち位置を「先頭」なのか「中心」なのか決める
  • 自分が立ってないところに「副リーダー」を立たせる
  • 「嫌われる覚悟」だけ持っておき、役割を全うする(自分から嫌われに行かない、嫌われないように振る舞わない)
  • 「民主的」なリーダーを目指す
  • 「飴の種類」と「鞭の種類」を使い分ける

余談

ピクミンの実況動画見てて、
オリマーは、自分自身では何もできないけど、管理能力に長けてて、
ピクミンの長所を生かして、適した仕事を与えたり、出来るだけ犠牲が少なくなるように便宜を図ったり、
立派なリーダーだと思ったので、みんなピクミンやるといいよ。