頑張らないように頑張る。

努力と怠惰の狭間

PDDの事例紹介を見て、🙁

わしやん。

集中力ないとか、話ぶった切るとか、掃除当番とか。

いや、掃除当番は関係ないかもしれないけど。


発達心理学🎓

最近読んでる発達心理学の書籍発達障害の章があり、そこでPDDの紹介があった。

要約するとこんな感じ。

アスペルガー障害である小学六年生のB君。 幼稚園時代から鉄道に熱中し、今はあらゆる路線や車輌形態を暗記している。 しかし、小学校低学年まではクラスメイトの名前をあまり覚えていなかった。 変更や変化が苦手という傾向が強く、楽しみにしてたプールの授業が悪天候で中止になり「聞いてないよ!」と大騒ぎしていた。 流暢に話ができるにも関わらず、難しい言葉を使い、友人との会話が噛み合わない事も多い。 状況や文脈を理解して行動することが苦手であり、友人たちに場違いな印象を与えていた。 次第に「どうせみんな僕が嫌いなんだ」「全員迫害者だ」と訴え始めた。 その一方で、友人から感心・感謝され、認められる事も度々あった。 規律を律儀に守り、与えられた役割を実直に行う子であるため、掃除当番では決して手抜きすることなく、先生からよく褒められていた。 たくさんの知識を持っているため、歴史新聞の課題をクラス全員の前で上手に発表し、皆から拍手を貰っていた。

めちゃめちゃ当てはまる節がある。。。


人の話(特にロジカルな話)聞いてても集中力切れて他のこと考えたり、独自のロジックで謎の理論打ち出したり、掃除当番も好んでやってたし。

自分で指差し確認もするし、相手との相違がないように認識合わせもするし。

よく考えたら聴覚過敏だと思ってたあれも、もしかしたらこれなのかもしれないと思い始めた。。。


とはいえ、こういった事象は誰しも多かれ少なかれ持ってるものではあるし、僕の場合は生活に支障が出るレベルではないから、とりあえず一つずつ整理してみる。


PDDとは❓

広汎性発達障害(PDD)とは

広汎性発達障害(Pervasive Developmental Disorders = PDD)は、社会性やコミュニケーション能力などの発達遅滞を特徴とする発達障害の総称です。 自閉症高機能自閉症アスペルガー症候群の他にレット障害(女児のみに起こる進行性の神経疾患)、小児期崩壊性障害(精神発達の退行・言葉がなくなる「有意味語消失」が特徴的)などがあります。 また特定不能の広汎性発達障害(自閉的、軽症の広汎性発達障害)も含まれます。

広汎性発達障害によく見られる行動リスト

- 友人関係を上手に築けない、場に合った行動ができない
- コミュニケーションが苦手
- 自分だけのルールがあり、強いこだわりを見せる
- 特定のものへの感覚過敏(音)
- 特定のものへの感覚過敏(触)
- 感覚が鈍感

引用元:LITALICOジュニア

先程も言ったが、これらは多かれ少なかれ誰にでも当てはまるし、それは程度の問題ではある。

社会生活に支障の出るレベルかどうかの話であり、僕はそこまででもないが、軽度の症状はあると考えられる。

なので「誰にでも当てはまるんだから我慢しろ」とも思わないし、むしろ「大変だねー、頑張ろうねー」と思う。


さて、これらのうち、自分に特に当てはまりそうな項目を洗い出してみる。 僕の場合は「友人関係を上手に築けない、場に合った行動ができない」「特定のものへの感覚過敏(音)」「自分だけのルールがあり、強いこだわりを見せる」である。

友人関係を上手に築けない、場に合った行動ができない

引用元サイトの当項目の下部に「友達のそばにいても1人で遊んでいる。仲のいい友達がいない。」と書かれている。

小学生の時から「仲良い友達とペアになって下さい」というのが嫌いだった。 というのも、特別仲の良い友達がいるわけでもなく、全ての人に一定した付き合いをしていた。 ヤンチャなグループ、アクティブなグループ、寡黙なグループ、普通なグループ。 それぞれに対して平均的な付き合いをしていたため、こういう時に誰を選べばいいのか分からず、いつも最後まで残っていた。

また、複数人で遊んでいても一人だけ違う行動を取る事は稀にあった。 視界に入る範囲ではあるが、一人でそそくさと歩いたり、急に道端に立ち止まり草花を眺めてみたり。

協調性がないのか、PDDの症状の 一つなのかは、僕も知らない。

特定のものへの感覚過敏(音)

当ブログでも当ブログでもちょくちょく書いてはいるが、聴覚過敏の節がある。

集中すればするほど周囲の音が気になり、次第に集中力が切れてくる。

仕事中であれば、打合せをしている声であったり、キーボードの音や談笑している笑い声など、「気にするほどではなくない?」というレベルの事が気になる。 勉強中であれば、電車内なら人の声が気になるし、家であれば逆に静か過ぎて集中できなかったりする。

また、周りの人が気に留めないような音に反応したりもする。 最近であれば、新年会で母方の実家にいた際、エアコンの自動掃除機能が働き始めモーター音がし始めた。それに気付いてるのは僕だけで、それにより気が散ってしまい話もろくに聞けず、、という事はあった。

仕事中は耳栓をして過ごしている事が多いが、大抵急に話しかけられて、耳栓外してから「何ですか?」と返答し、「耳栓してると仕事しづらいからやめてほしい。それで要件なんだけど...」と言われてしまう。 僕からすれば耳栓をしてないと仕事しづらいから、それはお互い様なのではなかろうか。 むしろ耳栓して仕事してる事はもう分かってるわけだから、別のアクションを取るなどの臨機応変な対応はできないのだろうか。

自分だけのルールがあり、強いこだわりを見せる

先程「耳栓してるんだから、お前が臨機応変に別のアクションを取れ」と書いたが、これがまさしくそれだと思う。

独自のロジックを展開し、その謎の理論を打ち出して相手に要求する。

医者でも療法士でもないので分からないが、典型例であるという風に感じる。


対応策🤝

僕の友達にも発達障害の人がおり、その友達は「病気は治るが、障害は治らない」と言っていた。 調べてみると確かにそうで、病気は投薬や治療で治す事ができるが、障害はそれらで治す事はできない。 "身体障害"という言葉がいい例で、事故で足を失ったとして、投薬で生えてくるわけでもなく、義足を付けるか車椅子に乗るかで対応をする。

さて、まずは先程も紹介したサイトからの引用をする。

広汎性発達障害の子どもとの接し方

- 予習を促す
- 不安や緊張を和らげる
- 気持ちを伝える
- 恐怖心を与えないように

引用元:LITALICOジュニア

次に、読んでる書籍からいくつか抜粋する。

  • 急な変更に不安を覚えるため、見通しを持てる配慮を行う
  • 心情の理解が乏しいため、他人の意図や心情を表現・通訳する
  • 曖昧で間接的な表現の理解に困難を覚えるため、状況や文脈の確認を明確に行う

僕の場合は生活に支障の出るレベルでもなく、感情のコントロールもできるので、前者のような対応は当てはまらない。 ただし、ちゃんとPDDと診断されていれば、大人であっても前者のような対応をする必要があり、「大人なんだからしっかりしろ」はナンセンスである事が分かる。

そして、僕の場合は注意力散漫で、集中力の持続もできない傾向がある。 そのため指差し確認や認識合わせといった、現状の共有を図っていく必要がある。 僕の場合は自分で行うようにはしているが、それができない人ももちろんいるため、「集中して聞け」や「相手の気持を考えろ」といった指摘がナンセンスである事も分かる。

失敗体験を軽減し。成功体験を増やす

書籍にも書いてあったが、障害者は負の体験が蓄積されやすく、自尊感情や自己肯定感の低下を招きやすいため、これが二次障害にもなりえる。 事例にてB君が「どうせみんな僕が嫌いなんだ」というのも、この二次被害によるものだと考えられる。

そのため、参加と達成による成功体験を蓄積し、自己肯定感を高める支援が大切になってくる。

支援とは、前述した「見通しを持てる配慮」や「状況や文脈の確認を明確に行う」などであり、失敗体験に繋がるようなコミュニケーションは避け、本人の強い部分を引き出す事が重要になってくる。


まとめ🙂

何度も言うが、誰にでも当てはまる事でも、その程度の違いは人によって異なる。

"誰だって同じ"ではないのだから、「誰だって同じだから」といった指摘はナンセンスである。

というか、「障害者だからこう接する、健常者だからこう接する」って分けるんじゃなくて、誰にでも優しく接してればよいのでは???と思う。(という独自のロジック)


そんな事より、🤔

「ディズニー・クリスマス」始まったね〜〜!!!

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まだシーしか行けてないけど、クリスマスは装飾が素敵だからワクワクするね!!!