頑張らないように頑張る。

努力と怠惰の狭間

しょうじょ が はなしかけてきた!👧

ディズニーランドで、

小学四年生の女の子に、

ナンパされた話。(ナンパではない)


スプラッシュ・マウンテンシングルライダーをしていた時の話

ディズニーランドの三大マウンテン「ビックサンダー・マウンテン」「スペース・マウンテン」、そしてスプラッシュ・マウンテン

これらのうち、「スプラッシュ・マウンテン」にのみシングルライダーという制度がある。 (ちなみにディズニーシーだと「インディー・ジョーンズ・アドベンチャー」「レイジングスピリッツ」がシングルライダー対象アトラクション)

シングルライダー

シングルライダーとは、一人で乗り物に乗る人のこと。また、その人たち向けのテーマパーク・遊園地などのサービス。以下、テーマパークのサービスについて説明する。

引用元:Wikipedia

僕は年間パスポートを持っており、一人で行く事も多々あるので、シングルライダーもよく利用している。 今回はその時の話である。


・・・


いつものように待機していると「シングルライダーさん、お二人どうぞー」とキャストから声をかけられ、僕の前に並んでいた少女と、僕が案内された。 昨今の社会情勢を考えると下手な事はできないので、目も合わさず上を向いてぼーっとしていると、「よろしくおねがいします」とか細い声が下から聞こえた。

少女が話しかけてきたのだ。

「こちらこそ、よろしくお願いします」と何故か僕も敬語で返答してしまったが、そこから少女との会話がスタートした。



少女「もう何回か乗られてるんですか?」
僕「今日は初めてだよ、君は?」
少女「私もう二回目なんです」
僕「あら凄い。最初も一人で乗ったの?」
少女「はい。最初の時は外人さんが隣で、日本語で話しかけたんですけど、何とか伝わったみたいでよかったです」
僕「外人さんはボディランゲージでも通じたりするからね」
少女「そうですね」

一日に二回、しかも一人で乗っているという事は本当にスプラッシュ・マウンテンが好きなのだろう。 更に言えば一回目は外人さんに話しかけたというではないか。 コミュニケーション能力がしっかりしていて社交性が身に付いている。 しかも赤の他人に臆さず主体的に話題を提供してくれる。 きっと親御さんの教育が良いのだろう。


最初の滝を落ちる。



僕「一人で乗るって事は絶叫マシンとか好きなの?」
少女「はい。東京ドームシティのお化け屋敷にも入れます」
僕「僕はお化け屋敷入れないから君は凄いね」
少女「ありがとうございます」

お化け屋敷に入れない事はない。むしろ入りたいし好きなくらいだ。 何で小さな嘘をついてしまったのか自分でも分からない。少女を立てたかったのだろうか、見栄を張りたかったのだろうか。


二つ目の滝を落ちる。



少女「普段は何されてるんですか?」
僕「社会人で働いてて、渋谷でプログラマやってるの」
少女「プログラマ、聞いた事あります。パソコン使うお仕事ですよね」
僕「そうそう、よく知ってるね」
少女「今日は何で来られたんですか?」
僕「お仕事疲れちゃって、気分転換かな」
少女「はあ...」
僕「...何かごめんね、今の無しで」
少女「いえいえ、大丈夫ですよ。お疲れ様です。」

25歳のおっさんが、年齢も分からない少女に気を遣わせてしまった。 仕事関係で疲れている事は事実だが、それを打ち明けてしまった自分が恥ずかしい。 滝があったら落ちたい。


三つ目の滝を落ちる。



少女「私、これから目瞑りますね」
僕「何で?怖いの?」
少女「いや、目瞑ってる方がスリル味わえるかなと思って」
僕「なるほど」
少女「お兄さんも一緒に目瞑りましょう!そして一緒に両手も上げて落ちましょう!」
僕「よし分かった、僕も一緒にやろう!」

救われた気がした。 知らない大人が隣にいて、その大人が社会人の闇を見せた状況にも関わらず楽しんでいて、その楽しさを提案して共有してくれる少女は、まさに天使のように思えた。 疲れや悩みも吹き飛び、僕は少女と同じ顔と同じポーズをした。


最後の滝を落ちる。



少女「ありがとうございました、楽しかったです」
僕「こちらこそありがとう。そういえば君何歳?」
少女「小学四年生です」
僕「って事は9,10歳か」
少女「遅生まれだから9歳なんです」
僕「なるほど。降りたら親御さんによろしく伝えておいてね」
少女「分かりました、ありがとうございました」

9歳という事は、僕の娘でもおかしくない年齢という事になる。 娘ほどの年齢の子が一人で行動し、しかもそれは自立された行動である点に、感動すら覚えた。 それと同時に、昨今の社会情勢もあるため心配にも思えた。 また、自分が9歳の時に同じような行動が取れていただろうかという感情も湧いてきた。

様々な感情が沸き立ちながら、手を振って見送っていると、こちらまで戻ってきた。 そして、手を降っている僕の手にハイタッチをして、きちんと親の元へ帰っていった。


🙂まとめ

っていう不思議体験をしたっていう話。

コミュニケーション能力の高さも凄いけど、会話の尺が絶妙で素晴らしい。

滝壺と滝壺の間の時間を計算して話してるのかと思うくらい、丁度いい間合いで話が展開されていった。

親御さんの教育が素晴らしいんだろうな。 どこの誰か分からないけど、ぜひ今後も元気で素直に育っていただきたい。


🤔そんな事より、

やっとランド行けたのー。今年初ディズニークリスマス in ディズニーランド!!!

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