ベルナール・ビュフェ美術館に行ってきた。🎨
僕の大好きなベルナール・ビュフェ。
その美術館が日本にあるという事で、
有給使って行ってきました。
🌹そもそも何故ベルナール・ビュフェ?
西武池袋の催事場で行われていた展覧会。
そこで見かけたベルナール・ビュフェの「薔薇」。
これに惹かれて、好きになった。
適当に調べた人生観
好きになったのでそのままだと失礼かなと思い、Wikipediaであれこれ調べた。(現代技術に感謝。)
まずは顔から。
格好いい。
フランス生まれで、父は工場勤務。
大事に世界大戦真っ只中に生まれて、力強い黒い輪郭と抑圧された色彩が当時の世情とマッチした。
ただ、名声を得たのは若い頃であり、そこからは「マンネリ化」と言われて徐々に名は知られなくなってきた。
妻アナベルを娶って、そこからはアナベルをモデルとした作品も多数。
最終的にはパーキンソン病を患い、1999年に他界。
🚃という事で、美術館に行ってきた。
ベルナール・ビュフェ美術館は日本、しかも熱海にあるという事で行ってきました。
ちょうど会社の最終出社も終わって有給消化期間だし、時間もあるので、、
ちなみに場所はこちら。
熱海駅から2駅進んだ三島駅から、無料送迎バスに乗って20分ほど。 めっちゃ遠い。
外観はこんな感じ。
山の中森の中に佇む美術館。簡単には行けないからこその価値を感じますね。 (関係ないけど、香川県にある直島も簡単には行けないからこその価値を感じる)
中は写真NGなので見せられないですけど、シンプルに最高。
ビュフェの人生観をトレースできるような展示であり、ちょうど「ベルナール・ビュフェの再考」という展示をしているため、時系列で美術作品を見られる贅沢さもある。
実際に行ってみて気付いた事。
まず、サインは1952年以降の「テーマ制作の開始」から確立してきたという事。 (確立してからは角ばっていて力強いサインであり、そのタッチは作品に現れる輪郭とも似ている。しかし初期は丸みを帯びており、バランスも良くない。)
次に、初期の作品と中期以降の作品では画風が異なるという事。 (力強い輪郭こそ初期の頃からの代名詞であるが、初期の頃は灰色や栗色に近い色彩なのに対し、中期以降は色彩豊かになってきている。)
最後に、生涯美術に捧げてきたという事。 (幼少期から勉強は得意ではなかったビュフェ。しかし、美術の才能はあり15歳にして美術学校に入学。最後のテーマ制作「死」の中で"VIVE Les Morts"と書いて、死に向き合う姿勢を絵画にしたためている。)
🙂まとめ
ビュフェは日本ではあまり知られてないかもしれないけど、良い作品が多いし、日本を模した作品も多いのでぜひ。
帰りには、企画展示していた「ベルナール・ビュフェの再考」と、一緒に置いてあった「ビュフェとアナベル」という本を購入した。
前者は元々買う予定だったが、ビュフェとアナベルの生涯愛し合ってた姿は、美術館に訪れる前から知っていたので、それを小説形式で書かれた本という事で気になって購入。 ビュフェやアナベルのように、死ぬまで愛し合える夫婦でありたいものですね。
🤔そんな事より、
ベルナール・ビュフェ美術館がある、クレマチスの丘。 他にも美術館があるので、是非是非来てください。 常設展示してる彫刻の美術館もいいですよ。
まず最初に待ち受ける巨大な彫刻。
竹藪の中で嘆きながら歩く人。
天国かな・・・??
壁をよじ登る人。
右から見たら天使で、左から見たら悪魔。
群れる鳥と共に歩くおじさん。
白壁から生まれた人。
絵画と同じポーズをするおじさん。
愛。
アダムとイヴ。
あと、土産屋のお姉さんがとても綺麗でした(関係ない