頑張らないように頑張る。

努力と怠惰の狭間

「1dayパスポートでディズニーを楽しむには?」【TDS版】

去年はディズニーの共通年パスを買い、今年はディズニーシーの単パスを買った。

年パスを持っていると、本件のような質問を投げかけられる事がたまにある。

この質問に対する正解はないのだけれども、一つ提案したい事があるので書いておく。


まずは1エリア1時間滞在し、残りの時間は好きに過ごす。

「あのアトラクションに乗りたい」「あのショーが見たい」とあれこれ考えてしまうと、移動に無駄な時間を使ってしまう事がある。

そのため、効率よくパークを楽しむために、エリアの単位で移動する事をオススメする。


ディズニーランド(TDL)もディズニーシー(TDS)も、2019年9月現在では7つのエリアが存在する。


行動例:TDSの場合

今回は、TDSにフォーカスして、1エリア1時間の行動例を示してみたいと思う。

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TDSのパークテーマといえば『冒険とイマジネーションの海へ』

そのため、冒険に来たような心持ちで、海風を肌で感じ、創造力を働かせながら歩く事でより一層パークを楽しむ事ができる。


1. メディテレーニアンハーバー

このエリアは、TDSに入ってまず最初に入るエリアであり、イタリアの雰囲気を味わう事ができる。


イタリア気分を存分に味わえるアトラクションは、何といってもヴェネツィアン・ゴンドラ。 20~30分ほど待てば乗る事ができ、ヴェネツィアの運河を優雅に船旅する事ができる。 昼だけでなく、夕方には水面に映る夕焼け、夜には綺麗な夜景を望む事ができ、乗る時間帯によって見える景色が違うのも魅力の一つ。

イタリア気分が高まったところで、ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテに行きブランチを取る。 このレストランはTDSの中でも低価格であるため学生にも優しいレストランだ。 パーク中央に広がる海を眺め、これからパークで遊ぶ気持ちを高ぶらせながら、パスタやピザを楽しむ。


そして、移動手段であるトランジットスチーマーラインを使い、次のエリアである「ロストリバーデルタ」に移動する。


2. ロストリバーデルタ

先ほどまでの優雅なイタリアとは全く違う、自然と古代遺跡の溢れる熱帯雨林を楽しむ。


このエリアには、人気アトラクションであるインディ・ジョーンズ®・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮レイジングスピリッツがある。 ここで是非活用していただきたいのがシングルライダー。 これを使えば、5分ほど待てばアトラクションを楽しむ事ができる。

インディー・ジョーンズと共に探検し、トロッコで石像の発掘現場を駆け抜け、疲れた身体をユカタン・ベースキャンプ・グリルで癒す。 チョリソーやスモークチーズなどのアソーテッドスナックを、冷たいビールで流し込む。


そして、隣のエリアである「アラビアンコースト」に歩いて移動する。


3. アラビアンコースト

このエリアは、アラビアンナイト(千夜一夜物語)の世界であり、サルタン王やジャスミンの住む「宮殿」と、庶民が暮らす「アグラバーの街」で構成される。


アラビアンナイト×冒険といえば、シンドバッド。 ほぼ待機列がなく、すぐに入れるシンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジに乗り込み、アラビアンナイトの世界をシンドバッドと共に冒険する。

そして「アグラバーの街」に足を踏み入れ、装飾品やランプに目をやる。 緻密に作られた世界観は、まるでアラジンの世界に入った錯覚さえ起こす。

そのまま歩みを続けていくと、目の前に広がる「宮殿」。 突然現れるこの演出には毎回驚かされる。

このエリアを作ってくれたジーニーに感謝を伝えるため、マジックランプシアターに入る。 このアトラクションは人気であるため、事前にファストパス(FP)を取っておくとよいが、取らなくても30分程度で入れるはずだ。


アラビアンコーストの世界観を胸に刻みつつ、隣のエリアである「マーメイドラグーン」に歩いて移動する。


4. マーメイドラグーン

このエリアは、人間と海の住人が仲良くなれるために作られたエリアであり、「アバブ・ザ・シー(海上)」と「アンダー・ザ・シー(海中)」で構成される。


まずはアバブ・ザ・シーにあるスカットルのスクーターで、イカれたヤドカリやカエルと仲良くなる。

アンダー・ザ・シーに入り込むと、フランダーが様々なアトラクションの案内をしてくれる。 リトルマーメイドの世界観を楽しむため、アリエルのプレイグラウンドで、海底迷宮を探検しながらアリエルの宝物を探したりする。

このエリアを作ってくれたキング・トリトンに感謝を伝えるため、マーメイドラグーンシアターに入る。 このアトラクションは人気であるため、事前にFPを取っておくとよいが、取らなくても30分程度で入れるはずだ。


海の住人達に別れを告げ、隣のエリアである「ミステリアスアイランド」に歩いて移動する。


5. ミステリアスアイランド

このエリアは、TDSの中心エリアに位置し、「海底二万里」に出てくる科学者・ネモ船長の研究所が広がっている。


ここでは何といっても海底2万マイルは欠かせないので早速乗り込む。 ノーチラス号に乗り込み、アンダー・ザ・シーよりも深い、深海の異世界を探検する。 たまにFPも発行されるくらい人気アトラクションだが、20分も待たずして入れるのでFPを取らなくてよい。

「海底2万マイル」は海底世界だが、センター・オブ・ジ・アースでは地底世界を探検できる。 ただ、このアトラクションは非常に人気でありFPも取りづらいため、乗るか乗らないかは任せる。


地底や海底の研究所を離脱し、次の研究所である「ポートディスカバリー」に歩いて移動する。


6. ポートディスカバリー

このエリアは、海をより理解するため、海洋生物研究所ポートディスカバリー支部により研究活動が行われるエリアである。


まずは、新しい航海システムの開発のために作った研究施設であるアクアトピアに乗り込む。 異様な機械音と、愛らしいロボ動作とともに、水の音を楽しむ。

次に、海洋生物研究所ポートディスカバリー支部の研究施設であるニモ&フレンズ・シーライダーに乗り込む。 海洋生物を研究するために開発された潜水艇に乗り込み、ファインディングニモの仲間たちと海の世界を楽しむ。 このアトラクションも人気であり、FPを取らなければ60分ほど待つ必要がある。


そして、移動手段であるエレクトリックレールウェイを使い、最後のエリアである「アメリカンウォーターフロント」に移動する。


7. アメリカンウォーターフロント

このエリアは、1990年代のアメリカを肌で感じる事のできるエリアであり、NYを再現した「ニューヨーク」、古き良き遊園地の「トイビル・トロリーパーク」、田舎の港町である「ケープコッド」から構成される。


ここまで遊び疲れてきてるので、まずはデランシー・ケータリングでホットドッグを食べて腹ごしらえ。

さっきまでファインディングニモの仲間たちと海の世界を楽しんできて、様々な疑問も湧いてきた事だろう。 そんな疑問をタートル・トークで、世界一最高なウミガメ・クラッシュに投げかけに行こう。

次に、「トイビル・トロリーパーク」に足を運ぶ。 トイ・ストーリー・マニア!という超人気アトラクションがあるが、FPも取れないので、外にあるミニゲームで軽く遊ぶ。 トイストーリーに登場する「Mr.ポテトヘッド」が小さなショーもやってるので、子供に交じって楽しむ事もできる。


そして、橋を渡って「ケープコッド」に行き、田舎の港町の景観を楽しむ。 ここではダッフィー&フレンズに会う事もできるので、一日の疲れを癒してもらおう。 また、この港で摂れたタラを使ったケープコッド・クックオフのフィッシュバーガーは絶品なのでぜひ食べてほしい。


8.あとは自由に

ここまで7つすべてのエリアを楽しんだ。

それぞれ1時間あれば回れる範囲で書いているので、まだまだ時間は余っているはずだ。 どこかレストランに入って、これまでの冒険を思い起こしつつ、次の冒険について考える時間もゆっくり取れるはずだ。


まだ行っていないフォートレス・エクスプロレーション」のガリオン船に行ってみるのもよいだろう。

アメリカで行われるビッグバンドビートに並んで観劇するのも楽しい。

新アトラクションであるソアリン:ファンタスティック・フライトも是非楽しんでもらいたい。


まとめ

すべてのエリアを回り、あまり並ばないアトラクションも網羅しつつ、食事も楽しんでいけば、1dayパスポートの値段に見合った行動は取れるはずだ。

ディズニーはアトラクションよりも雰囲気の方が何より大事である。

雰囲気をゆっくり味わいながら、のんびり楽しんでもらいたい。


そんな事より、

そのうちTDL版も書きたい。