頑張らないように頑張る。

努力と怠惰の狭間

IT過激派のかなたさん

システムには人格がある

要件定義によって役割を決めて、
基本設計によって概観を決めて、
詳細設計によって行動を与えて、
実装によって魂を吹き込んで、
試験によって性格の不備を修正して、
いざ世間様にお披露目をする。


我が子が安定的に世間に貢献するために、運用するし、
我が子が意図しない振舞いをすれば、保守するし、
我が子の役割や期待が変われば、追加開発する。


そして、時期を迎えたら、世代交代として新システムの代わりにシャットダウンする。



「システムには人格がある」と言ったが、システムに人格を与えているのは我々人間である。
なので、一人の社員と同様に丁重に扱ってやる必要がある。


人格否定する極悪非道な人間たち

しかし、実際はそうはいかない。


意図しない振舞いをしていても見て見ぬふりをされるし、
本来与えられた人格を無視してパッチワーク的に役割を追加させられる。


そもそも望まない妊娠・出産のような形で開発される事もあるし、
退任時期を迎えても続投を命じられて、レガシーシステムのまま介護させられる事もある。


責任感を持ってシステムと向き合いましょう


システム開発という名の子作り、運用という名の介護に対して、もう少し責任を感じていただきたい。

特に、会社という組織においては。
(個人開発なら好きにすればいいと思う。)


SDGsにもあるでしょ。
「つくる責任、つかう責任。」って。

責任感持とうね。