「哲学」について改めてまとめた。
3年前、ベスト新書から出版されている「使う哲学」を読んでまとめて、ブログを書いた。
その後も哲学について勉強したり考えたりする事が多かったので、改めて勉強し直してまとめてみた。
😶哲学とは
知を愛するという意味の「愛知」を分野・学問。
英語では「philosophy(フィロソフィー)」という。
😶分類
大きく分けると、「西洋哲学」「東洋哲学」に分類される。
前者は「イスラム哲学」「ヨーロッパ哲学」に分類され、
後者は「インド哲学」「中国哲学」「日本哲学」に分類される。
😶西洋哲学と東洋哲学の違い
最初は、どちらも暇人によって作り出された。
西洋哲学は、奴隷制度により下級市民に肉体労働させていたため、高級市民は暇になり、あれこれ思考を働かせるようになった。
東洋哲学は、カースト制度により下級市民に肉体労働させていたため、司祭などは暇になり、あれこれ思考を働かせるようになった。
この思考があらゆる考えのきっかけになり、哲学として産声を上げた。
西洋哲学は、"議論"から"真理"へ辿り着こうとする。
東洋哲学は、"真理"から"議論"へ発展する。
なので、
西洋哲学は、プラトンが「理想主義」を掲げてるのに弟子アリストテレスは「現実主義」を掲げたり、「イギリス経験論」が生まれたかと思えば「ドイツ観念論」が生まれて、議論が発展して真理に近付こうとする。
東洋哲学は、釈迦が仏陀となり、仏陀こそ真理となり、「仏陀はこう考えてたんだ!」という感じで真理をベースとして議論が発展する。
😶世紀別:西洋哲学の主義の軌跡
■紀元前6世紀~:根源主義【radicalism(ラディカリズム)】
▼説明
(「根源主義」なんて言葉はないけど、他と比較するために分かりやすい表現方法として採用した。ゴメン。)
▼主な人物
■紀元前5世紀~:相対主義【relativism(レラティビズム)】
▼説明(Wikipedia)
相対主義は、経験事象に対する見方が、その他の経験事象に対する見方との相対的関係すなわち依存関係においてしか客観的にはありえない、という考え方である。
相対主義 - Wikipedia
▼概要
万物の根源は何だって話をしている中で、ソフィスト=賢い人が誕生。 (あれこれ考える人が出てきたというだけの話)
ソフィストは教えと引き換えに金銭を受け取っていた。 (現代でいう教師のような存在)
▼主な人物
- プロタゴラス「人間は万物の尺度やで」
■紀元前4世紀~:主知主義【intellectualism(インテレクチュアリズム)】
▼説明(Wikipedia)
主知主義とは、人間の精神(魂)を「知性・理性(理知)」「意志・気概」「感情・欲望」に三分割する見方[1]の中で、知性・理性の働きを(意志や感情よりも)重視する哲学・神学・心理学・文学上の立場のこと。知性主義とも言う。
主知主義 - Wikipedia
▼概要
ソフィストが唱える相対主義は、観点を変えさえすれば、どのような異なる解釈判断も可能であった。 つまり詭弁であり、普遍的な思想とは言えないのであった。
そこで、ソクラテスが登場し「勇気とは?」「正義とは?」と、ソフィストを問い質す。 すると、ソフィストは答える事ができず、たじろいだ。 これに感銘を受けた若者たちが「新たなソフィストだ!」として、ソクラテスが誕生した。
▼主な人物
■紀元前4世紀~:理想主義【idealism(アイディアリズム)】
▼説明(Wikipedia)
哲学において観念論もしくはイデアリスムとは、さまざまな意味があるが、認識の妥当性に関する説の一つで、事物の存在と在り方は当の事物についてのidea(イデア、観念)によって規定される、という考え方などを指す。
観念論 - Wikipedia
▼概要
プラトンは「ソクラテスは哲学者で、ソフィストは知者」と明確に区別した。
▼主な人物
■紀元前3世紀~:現実主義【realism(リアリズム)】
▼説明(Wikipedia)
現実主義とは、無政府状態の国際関係を国益と勢力均衡の観点から分析する国際政治学の主要な理論を言う。
現実主義 - Wikipedia
▼概要
アリストテレスはプラトンのイデア論には反対し、現実の方に本質があるとした。
▼主な人物
■紀元前3世紀~:ギリシャ主義【hellenism(ヘレニズム)】
▼説明(Wikipedia)
ヘレニズムまたはギリシア主義、ギリシャ主義とは、ギリシア人(ヘレネス)の神話的祖先「ヘレーン」に由来する語。その用法は様々である。
ヘレニズム - Wikipedia
▼概要
アレクサンドロスの死亡以降の時代。
その昔、「ギリシア文化」と「オリエント文化」が存在した。 アレクサンドロスが東方遠征した事により、文化が融合して「ヘレニズム文化」が誕生した。
「ヘレニズム文化」の配下では、以下3つの流派が存在した。 ちなみに、この思想は長く続き、次に出てくる「イギリス経験論」まで続く。
▼主な人物(というか流派)
■16世紀~:経験主義【empiricism(エムピリシズム)】
▼説明(Wikipedia)
経験論、あるいは、経験主義とは、人間の全ての知識は我々の経験に由来する、とする哲学上または心理学上の立場である。
経験論 - Wikipedia
▼概要
提唱者はフランシス・ベーコン。
▼主な人物
- フランシス・ベーコン 「知は力なり」「イドラ」「帰納法」
- ジョン・ロック 「タブラ・ラサ」
- ジョージ・バークリー 「存在するとは知覚される事である」
- デイヴィット・ヒューム「人間とは知覚の束である」
■17世紀~:合理主義【rationalism(ラショナリズム)】
▼説明(Wikipedia)
合理主義哲学は、17-18世紀の近代哲学・認識論における一派。大陸合理主義、大陸合理論とも呼ばれる。
合理主義哲学 - Wikipedia
▼概要
提唱者はルネ・デカルト。 経験主義に対する立場として誕生。
▼主な人物
■20世紀半ば~:実存主義【existentialism(エクステンシャリズム)】
▼説明(Wikipedia)
実存主義とは、人間の実存を哲学の中心におく思想的立場。あるいは本質存在に対する現実存在の優位を説く思想。
実存主義 - Wikipedia
▼主な人物
- セレーン・キルケゴール「あれか、これか」「三段階の実存」
- マルティン・ハイデガー「存在と時間」
- ジャンポール・サルトル「実存は本質に先立つ」
- アルベール・カミュ 「不条理の哲学」
■20世紀半ば~:本質主義【essentialism(エッセンシャリズム)】
▼説明(Wikipedia)
本質主義とは、本質(事物の変化しない核心部分)を自立的な実体、客体的な実在物であるとみなした上で、個別の事物は必ずその本質を有し、それによってその内実を規定されている、という考えをいう。
本質主義 - Wikipedia
▼主な人物
■20世紀半ば~:構造主義【structuralism(ストラクチャリズム)】
▼説明(Wikipedia)
構造主義とは、狭義には1960年代に登場し主にフランスで発展していった20世紀の現代思想のひとつである。
構造主義 - Wikipedia
▼主な人物
■20世紀後半~:ポスト構造主義【post-structuralism(ポスト・ストラクチャリズム)】
▼説明(Wikipedia)
ポスト構造主義は1960年後半から1970年後半頃までにフランスで誕生した思想運動の総称である。
ポスト構造主義 - Wikipedia
▼主な人物