頑張らないように頑張る。

努力と怠惰の狭間

好き嫌いを克服する話

定番の話題:「好き嫌いある?」

食事に行く前や、食事をしている最中、大抵こういう話題が出てくる。

「好き嫌いある?」

相手と好き嫌いを共有しておく事で、次回の店選びのヒントにもなるし、
一致すれば盛り上がるし、一致しなくても「何で?」って聞き返せる素敵な話題。

ちなみに僕は、豆類が好きじゃない。特に海外の豆。
枝豆とか大豆は好きだけど、レンズ豆とかヒヨコ豆とか好きになれない...
好きになる努力はしてる。(後述する)

で、ふと思い返してみると、
嫌いな食べ物を克服したのっていつなんだろう。
そもそもいつから嫌いだったんだろう。
と思いまして。

好き嫌いがあった時の話

ピーマンとナスは嫌いだった。
あと覚えてるのは、ウニとレバー。

ピーマンとナスは、何で嫌いだったのか覚えてない。
ウニとレバーはよく覚えてる。

ウニは、回転寿司屋で初めて食べた時に、不味くで吐いた。
レバーは、父親の実家でBBQしてる時に、スーパーで買ったレバーを焼いて食って、不味くて吐いた。

好き嫌いを克服した時の話

ピーマンは覚えてない。
知らん間に好きになってた。

ナスは、克服するために母さんに「麻婆茄子なら食べられるかもしれない」と直訴して、作ってもらった。
それが美味しくて「次は焼き茄子で」と作ってもらい、美味くて、克服を実感した。

ウニは、地元の百貨店で北海道物産展がやってて、そこで母さんと弁当の物色をしてる時に「ウニかにイクラ丼」が売ってて買った。
「あの回転寿司屋と比べたら美味しいはずだし食べてみよう」という事で買って帰り、食べて、「こりゃ美味い!」

レバーは、学生時代にバイトしてた焼き鳥屋で食べて、美味くて克服。
その後、牛レバーも食べてみたが、食べれたので問題ない。

克服のポイント

以下の記事から引用する。 www.athome.co.jp

嫌いなものを克服する方法は単純明快です。
それは、繰り返し食べること。
しかし、無理やり食べさせたりするとトラウマになりかねず、かえって時間と労力がかかってしまいます。
ある実験では、野菜の嫌いな子を野菜の好きな子と一緒に食事させたり、おいしそうに野菜を食べている映像を見せると食べられるようになった、という結果が出たそうです。
このように、1人で食べるよりも多人数で食べたほうが、苦手なものに接する機会が増えますし、味やにおい以外にも食を通じた社会的・心理的経験を積むことで、食べられるようになることが期待できます。

思い返してみると、うちの親は色んな食材を繰り返し出してきていた。
その食材が好きであれ嫌いであれ。
そして親が何食わぬ顔で食べていて、「そんなに美味しいのかな...」と食べ続けて好きになったのかもしれない。

テレビでロケ番組や料理番組を見て、美味しそうに食べてる姿から「食べてみたい」という欲求に駆られたというのもあるかもしれない。

また、味覚は大人になるにつれて変化していく。
子供は、「腐敗である酸味」や「毒である苦味」を嫌い、「エネルギー源である甘味」や「旨味であるタンパク質」を好む。
そして、大人になるにつれて、「味蕾が衰退」して「食べて問題ないという学習」を経る事で、食べられるようになる。
かつてNHK総合でやっていた『解体新ショー』では、「退化という名の進化だ」とも言っていた。

このように、
適した環境に身を投じて克服する方法や、
味覚の変化を理解した上で、過去の味覚に縛られず、今の味覚で挑戦する方法などが挙げられる。

それでも嫌いなもの

それでも嫌いで、克服する意思があるのであれば、何故嫌いなのかを考えて見る必要があると考える。
「何となく嫌い」では、改善の余地がないからだ。

例えば僕の場合、最初にも書いたように、豆類が好きじゃないと言った。
何故好きでないのかというと、パサパサしてて口の中の水分持っていく感じが好きじゃない。
ちなみに味は嫌いではない。あくまでもパサパサ感が感が好きじゃないだけ。

そう考えると穀物類はあんまり好きじゃないような気がしてきたが、確かにそうだ。
ポトフやカレーのような、出汁やスープを染み込ませたような料理であれば好きだが、そのままとなるとあまり受け付けないかもしれない。
(と言いながら大好物はポテトサラダ。そもそもジャガイモの水分量も低い方ではないし、マヨネーズとか入れてるから、パサパサしてないしね)

以上から、僕の中では、
直接的な穀物類は苦手だが、出汁やスープを染み込ませたり、ポテトサラダのように油分と和えたりすれば、全然食べられる。
という結論になっている。

なので、ビュッフェなどに行き、豆サラダがあると必ず食べる。
そして、直接的に食べられるようになったかそうでないかを試す。
というのを5年くらい続けていて、未だに好きになれないので、だいたい水で流し込んでる。(お豆さんゴメンナサイ)

僕は克服したいのでこんな感じで分析しているが、
克服したいのであれば「何となく」で終わらせてはならないと考える。

もちろん、アレルギーは別問題

アレルギーだったら無理に克服しなくて大丈夫です。
アレルギー持ちじゃないから気持ちは分からないけど、無理して食べて病院送りとか悲しいし...
(たまに「美味いから食べろ」って強要して、アレルギー発症して、、、とか聞くから。そういうのはダメよ~ダメダメ。)

まとめ

嫌いを克服するには、

  • 適した環境に身を投じる
  • 味覚の変化を理解して、今の味覚で挑戦する
  • 嫌いの理由を探り、理由から改善策を図る

関係ないけど、好き嫌いがないと店選び大変なのよね。
嫌いなものがあると、嫌いな店は排除していけるけど、好き嫌いないと無限だし...

美味しい食材を提供してくれる農家さんとか漁師さんが悪いし、
その食材と美味しく調理してくれる調理師の人も悪い。
我々は何も悪くない。
社会が我々を太らせてくる。(暴論)

これからも美味しい食材と料理をたくさん食べたいので、もっと悪い事して下さい。
現場からは以上です。