頑張らないように頑張る。

努力と怠惰の狭間

「仕事」と「世代間倫理」

「世代間倫理」という単語を見つけた

世代間格差について調べてる時に、「世代間倫理」という単語を見つけた。

世代間倫理
世代間倫理(せだいかんりんり, intergenerational ethics)とは、年齢の異なる世代や生存していない過去・未来の世代の間で、義務や権利、倫理を主張する考え方。
哲学者・応用倫理学者の加藤尚武が、環境問題においては環境倫理学の3つの基本主張の1つとして説明したことにより、広く知られるようになった。
英語では、「世代間正義(intergenerational justice)」、「世代間衡平(性)(intergenerational equity)」などと呼ばれる。
世代間倫理とは、「現在を生きている世代は、未来を生きる世代の生存可能性に対して責任がある」という考え方だとされる。
(出典: 世代間倫理 - Wikipedia)

ごちゃごちゃ書いてるけど、言いたいのは最終行。

世代間倫理とは、「現在を生きている世代は、未来を生きる世代の生存可能性に対して責任がある」という考え方だとされる。

分野的には「環境倫理学

分野的に考えると環境倫理学になる。
例えば石油。
石油は有限であるため、大量に採掘してしまうと、後世の人達が石油を使えなくなってしまう。
これは、後世の人達が石油を使う権利を奪う事になり、犯罪行為にもなりうる。
といった感じ。

仕事に置き換える

仕事でも同じ事が言える。
現在働いている我々が傲慢に過ごして、負債を抱え込み、それを後世に残してはならない。
それだけではない。
後世が難なく業務に全うできるようにするため、現在働いている者は、分かりやすいドキュメントを作成したり、属人化を防ぐためにナレッジを共有する必要がある。
倫理的に考えれば、当たり前の事だが。

倫理学は生き方を教えてくれる

倫理学は非常に古くからあり、その歴史は紀元前の古代ローマからある。
ソクラテスプラトンアリストテレス
書籍読んでいると、感銘を受ける事が多々ある。
例えば「無知の知」。

「死後のことを知っている者など誰もいないのに、人々はそれを最大の悪であるかのように恐れる。それは自ら知らざることを知れりと信ずる無知であり、賢くないのに賢人を気取ることに他ならない。私は死後のことについては何も知らない代わりに、知っていると妄信もしない。」
(出典: ソクラテス - Wikipedia)

つまり、知らない事を知っているつもりでいるより、知らないという事を知っている方が優れているという事。
これは生き方であり、ストレス社会で生きていく上で重要な考えだと思う。

最後に

どうやって生きればいいのか。
何が正しくて、何が正しくないのか。
行き詰まった時には倫理学を読んでみてほしい。
きっと何かヒントが見つかるはず。