仕事における「ボールさばき」
入社式も近い事だし、少しばかり仕事について。
新社会人に多少でも参考になってくれれば嬉しい。
ボールさばきについて
昨日、Twitterでこんなツイートが流れてきた。
マルチタスクだったり忙しい時の仕事の基本は「いかに自分がボールを持ってない状態でいるか」がすごく大事です。
— 石倉秀明 | 「コミュ力なんていらない」「会社には行かない」 (@kohide_I) 2018年3月28日
なのでレスポンスはすぐして相手のボールにした方がいいし、todoもどんどん片付けていったほうがよい。特に相手の確認が入るものは先にやってボールを持ってもらってる間に他をやる
非常によく分かる。
僕は基本的に手元にボールがあるのが嫌なので、
仕事であれメールであれLINEであれ、なるたけ早く返す。
投げたボールが返ってきても、大概さっさと返すし、
さっさと返せない場合は「いついつまでに返すから!ちょっと待ってて!」と事前通告しておく。
スポーツで例えてみる
小学校の頃に野球をやってたので「野球」で例えてみるなら、
守備をしている時は、近くに来たボールは取りに行くけど、取ったらさっさと次に回して、早急にアウトを取りに行く。
攻撃でも同じで、良い球が来れば全力で振るし、悪い球が来たら振らない。
「サッカー」や「ラグビー」はやった事ないけど、これもちょっと似ていて、
守備をしている時は、近くに来たボールや相手のボールを取りに行く。
そして攻撃になったら、より成果(=得点)を上げられる最適な人に回して、得点を取りに行く。
こうやってスポーツで考えると、ボールの扱いはこんな感じになる。(これが全てではないが)
- 近くに来た球を自ら走って取りに行けるか
- 手元にある球を適切に処理できるか
- 送球する時に相手が取りやすい位置に渡せるか
- 最終的に受け取った人は適切にアウトor得点に繋げられるか
仕事で考えてみる
近くに来た球を自ら走って取りに行けるか
これはよく言われる「進んで手を挙げる」という事だと思う。
他の人が取らないようなボールを積極的に取りに行けば、監督やファンの目に止まるとの同じで、
他の人がやらないような仕事を積極的に取りに行けば、上司やお客さんの目に止まる。
新入社員が積極的に手を挙げているのを見ると、少年野球で少年が必死に球を追いかけている姿が想像できる。
手元にある球を適切に処理できるか
いわゆるボールさばき。
これは「タスク管理」や「スケジュール管理」といった部分になると思う。
ファンブルしないようにしっかりグラブに入れたり、他の人に取られないように華麗なドリブルをしながら、ボールを渡すべき相手を見つける。
また、捕球から送球までの間隔が短いのも重要だ。早ければ相手の付け入る隙もなく事が上手くいき翻弄できる。
仕事も、自分から取りに行ったタスクを取り零しがないように処理しながら、次の人にいつまでに渡すべきかを見定めておく。
また、メールやチャットなどで自分持ちとなっているボールについては、早急に返信するのが得策であろう。
新入社員が仕事を振られてあたふたしてるのは、適切なボールさばきと、送球先が分かってないからなので、そこは監督やコーチが教えてやる必要がある。
送球する時に相手が取りやすい位置に渡せるか
自分からボールを取りに行き、華麗にボールをさばいても、暴投しては意味がない。
相手の取りやすい位置に投げてこそ、自分の仕事が終わったと言える。
仕事でいうなら、自分で仕事を取りに行って終わらせても、引継資料や説明もないまま適当に放り投げて、最終的に困るのは誰かは一目瞭然であろう。
新入社員が仕事の報告をして「ここが違う、あれも違う」と言われるのは、送球コントロールが定まってないからなので、入念なキャッチボールをしよう。
最終的に受け取った人は適切にアウトor得点に繋げられるか
ボール回しをしているだけでは意味がないので、最終的に締める必要がある。
野球の守備であればアウトだし、攻撃であればホーム。サッカーであればゴールといった部分。
仕事でも、最終的に締めて利益に還元できる人が必要。
SIerであれば営業なのだろうし、飲食店であればウェイターやレジ打ちになるかな。
新入社員がここを担当する事はないだろうが、この部分に関しては経験とテクニックが必要になるので、先輩プレイヤーの所作を参考にするといい。
まとめ
多少強引なこじつけも多々あったが(というか大体が強引だが)、誰かの何かの参考になれば嬉しい。
みんなで野球やろうぜ。