頑張らないように頑張る。

努力と怠惰の狭間

10年来のネット友達たちとの話

ただの思い出話。

一人でチャットしてた時の話

まずはパソコンに触れたきっかけの話から。

小学校の頃。
授業でパソコンを触り、フラッシュ倉庫を見て友達と談笑してたのが、パソコンに触れたきっかけ。
その後、一緒に少年野球をやってた友達から、2ch系の掲示板を教えてもらい、目に見えない人との繋がりを感じた。
この友達が掲示板を教えてくれてなかったら、きっと僕はパソコンに興味を持っていなかっただろう。

小学生の頃は家庭用に1台パソコンがあったのみで、それを使って「もなちゃと」に入り浸っていた。
(調べていたらまだサービスが生き残ってた。凄い!)
もなちゃとは荒らしが多かったこともあり、「チャベリ」に移行した。
(チャベリもまだサービスが生き残ってた。凄い!)

チャベリはもなちゃとよりも年齢層が低く、気兼ねなく話せる感じであった。
ルームに入ってきた人に挨拶して、適当に話して、適当に別れる。
話していて仲良くなったら、「明日もまたこの時間に!」という約束を取り付ける。

リアルタイムに見知らぬ人と会話が出来る。
掲示板にはない楽しさに感動を覚え、パソコンやインターネットに興味を持ち始めた。
タイピングスキルが上がったのもこの頃からである。

出会いの話

そのまま中学に上がり、中学2年生の頃。
チャベリで適当にルームに入ったら、二人の男女がいた。
いつものノリで話していると、自然と仲良くなり、次の日も来るように約束を取り付けた。
次の日、またその次の日とチャットをしていると、新しい人達も自然と来るようになってきた。
最終的には20人弱のコミュニティが出来上がった。

しかも偶然なことに、これだけ人数が居るのに年齢差が前後2歳であったため、ジェネレーションギャップが起きづらかったのも、これだけ集まった要因かもしれない。
このコミュニティに名前は特に付いてなかったが、いつも同じメンバーが揃う事から、自然発生的に「常連」と呼ぶようになっていた。

ログインしたままROMって飯や風呂に行ったり、寝るまで話して、起きたらログインしたり。
メールアドレスを交換して、写真を送り合い、チャット上でワイワイ話したり。
当時ブログも流行っていたため、それぞれブログを開設して、相互リンクを貼って、日記のような使い方をしたり。
(当ブログの原点となるのがその時のブログ。今は閉鎖しており跡形もない。)

ある時、常連の一人が「こえ部って知ってる?」と声をかけた。
ほとんどの人は知らなかったが、話を聞くと、音声チャットが出来るという話。
すぐさま全軍シフトして、こえ部に乗り移った。
テキストチャットとは違い、音声を使って、複数人で同時通話が出来るとあって、更にパソコンやインターネットに興味が湧くようになった。

一旦離れた話

高校生になり、常連が集まる機会がめっきり減った。
部活に勉強、恋人にバイトなど、それぞれの時間が増えたから仕方がないし、僕もその一人だった。

たまにチャベリにログインしても誰もおらず、
こえ部にログインしたらたまたま居る。
メールアドレスは交換してたので、「元気してる?」「してるよ」「良かった」という簡単なやりとりをする。
それくらいの感じだった。

再集結の話

そんな時期がしばらく続いていると、世の中的にはスマートフォンが普及し始めた。
この普及と共に、LINEも普及し始めた。
これが再集結のきっかけとなった。

LINEはオープンではなくクローズなチャット。
ログイン・ログアウトがないものの、誰がチャットルームにいるかは分かる。
音声通話もする事ができ、更に画像や動画も送信できる。
かつてのチャベリやこえ部を彷彿とさせるサービスに、心が踊らされた。

メールで片っ端から招待を送り、グループチャットに追加していく。
メールアドレスが分からなくともSNSで繋がってた人もいたので、DMで通知。
そして、当時の常連が再集結した。

そして今

再集結したとはいえ、特に何をするわけでもなく、やってる事は昔と変わらない。
くだらない話をして、時には真剣な話をして、そんな話をみんな真面目に答えて。
みんな成人したので、たまに近場の人と会って、オフ会などもしている。

そんなこんなで、11年の付き合いとなる。

最後に

身内で集まってこういう話しながら酒飲むのが美味い〜〜、って思いながら書いた。
昔話っていいよね。ほとんど覚えてないけど←