献血が好きだという事を話したいだけ。
献血大好き!
「献血が好きです。」
こう言うと、たいていの人からは引かれる。
理解しがたいのかもしれないけど、広義で言い換えるなら「ボランティアが好きです」とほぼ同じ。
献血に行き始めたきっかけ
最初に行ったのは18歳、専門学生時代。 その日の予定も終わり、「家に帰るにも早いし、かと言って行く場所もないし・・・」と思ってる時、ふと「そういえば前に父さんが献血行ってたな。俺も行ってみるか。」が始まり。
つまり、ただの暇潰し。
最初の数回は、飲み物飲めるし、広くてゆったり出来るし、ラッキーくらいな感覚だったんですけど、最近は「少しの時間と血液を提供するだけで、誰かの命が救われたり、研究に使われるなら」って思って行ってます。
どこの業界でも趣味でも同じですけど、きっかけなんて何でもいいと思ってます。 そのモノが自分に合う合わないとか、そのモノの有意性とか、やってみないと分からない事もあるし。 そのきっかけから始まり、真意を知り、目的が見えてくる。というのが理想の形かなと思ってます。
だから、献血は僕に合ってたんでしょうね。 (元から人のために何かしたいという気持ちもありつつ、身体動かすのしんどい...っていう怠惰人間なので献血はジャストフィットでした。)
献血に対する質問
献血行った事ない人からは色んな事を聞かれます。
Q: 注射って痛い?
A: 痛いです。
健康診断の針と比べると約2倍太いし、それを10~90分刺しっぱなし。点滴とは大違い。 最初はビビりましたし痛かったですけど、今はもう大丈夫ですね。
Q: どのくらいの時間やってるの?
A: 全血献血と成分献血とあって、全血献血は10~15分、成分献血は40~90分くらい。
これに、採血前の受付・問診・検査、採血後の休憩も含めると、+20~30分くらい。
Q: 全血献血と成分献血って何?
A: 提供する血の種類の違い。
全血献血は、
- 血液を全部(200mlか400ml)渡す。
- 針刺して、血抜いて、終わり。だから早い。
- 体内の血液が不足するので、少し身体に負担がかかる。(だからスパンが3ヶ月になる)
- 血液の保管期間は21日ほど。なので定期的に行かないと不足してしまう。
成分献血は、
- 特定成分(血漿や血小板など)だけ渡して、赤血球とかは返してくれる。
- 針刺して、血抜いて、血を分離器にかけて、赤血球などは体内に戻し、特定成分は提供する。これを3,4回繰り返す。(刺し直したりはせず、刺しっぱなしの状態で行われる)
- 最終的には赤血球などは返ってくるので、身体への負担は少ない。(だからスパンが2週間で出来る)
- 血を抜いたり戻したりを繰り返すので、特に血を戻す時に気分が悪くなる人もたまにいる。(青ざめた顔の人は年に数回見かける)
- 保管期間は、血小板の場合は4日。とにかく早い。
Q: 献血行きたいけどどうしたらいいの?
A: 何もしなくていい。
ざっくり言うと、前日にしっかり寝て、当日に脂っこいもの食ってなければいい。
細かく言うと、渡航歴とか服薬、不特定の異性との接触、輸血歴とかはある。
その辺は問診で聞かれるので、ちゃんと答えればOK! 不安だったら僕が一緒に付いていきます( '-' )
Q: 前日にお酒飲んでもいいの?
A: いいよ!お酒美味しいもんね!!!
お酒自体は献血に全く影響が出ない(看護師さんに聞いたので確か)。
ただ、飲酒によって体内の水分が不足している状態になり、献血によって体内の水分(=血液)が更に減るため、献血中に倦怠感に襲われる可能性もあるから、しっかり水分補給はしてください。
Q: おすすめの献血ルームは?
A: 岡山なら「ももたろう」。東京なら「有楽町」。後は知らん。
岡山は「ももたろう」「うらら」の2ヶ所があるんですが、正直「うらら」は行った事がなく・・・申し訳ない。ただ「ももたろう」は立地的にも行きやすく、スタッフさんの対応も丁寧で良いです◎
東京は献血ルームが数多くあり、新宿・池袋・渋谷・秋葉原などほぼ全部行ったんですが、一番いいのが「有楽町」。ルームの広さ、スタッフの対応、そして何より客層。総合的に見て有楽町が一番落ち着いて出来る印象。(もちろん他も好きだよ!)
他の都道府県の献血ルームには行った事がないので、いつか旅行ついでに行ってみたい、、。大阪にある「阪急グランドビル25献血ルーム」ってところが景色良さそうだから行きたい、、。
献血のメリット
僕が思うに、大きく二つ。
手軽に社会貢献できる
提供するのはたった2つで「時間」と「血液」。 どこの誰かも分からない人の命が救えたり、研究開発に使われて世の中が発展したり、その一端を担えるというのは非常に満足感が大きいです。 自己効力感や自己充足感を満たす事が出来るというのもいいですね。
「マズローの欲求5段階説」というのがありますね。 下から、生理的欲求、安全欲求、所属欲求、承認欲求などの「欠乏欲求」が続きますが、最終的な「成長欲求」は最上位のみです。 その最上位が、自己効力感や自己充足感、自己実現欲求です。 ここを満たせるのは素晴らしい。
自分の健康状態が知れる
「献血が出来る」という時点で健康な証拠ではありますが、献血から約1週間後で自宅に血液検査結果(血中コレステロール値や赤血球量、白血球量、ATL/GPTなど)が届きます。 僕は献血結果を全部スプレッドシートに入力し、グラフ化してるんですが、岡山にいた頃と、東京に来てからの結果を見比べても、上昇傾向/下降傾向が見られないので、まだ大丈夫そうかなというのは何となく分かります( '-' )
血液の状態は数日で前後し、数日前に暴飲暴食とかしてたらグラフが前後にぶれる事とかもよくあるので、あまり気に留めず「献血前日にめっちゃ酒飲んだからしゃーなし」くらいでOK。 (ただ、長期に渡って記録して上昇傾向/下降傾向が見られるなら少し気にした方がいいかも??)
※※健康状態が知れるからといって、エイズ検査目的での献血は絶対にやめてください。※※
エイズ検査は、匿名かつ無料で保健所などで行なえます。
もし検査したい場合は、そちらでお願いします。
献血大好き!
誰か一緒に行きましょう。←
初めての方でも、行ったことある方でも!
追記(2019/02/18)
骨髄バンクや臓器提供に関する記事も書きました。併せてどうぞ。
追記(2020/12/27)
献血回数が100回を迎えて、金色有功章をいただきました。併せてどうぞ。